いつの間にかスマホでゲームをやっていたのは何故か
どうも、西之園です。
今回は先延ばしについてです。
やらなくて位はいけない仕事があるのに先延ばししてしまう。スマホでSNSを見たりゲームを立ち上げてしまったりしませんか。自分はよくやります(笑)
「しまったな」「またやっちゃったな」と反省はするのにその後もついついスマホを触ってしまい罪悪感を感じてしまうことは誰にもあると思います。
しかし、この時頭の中ではとんでもないことが起きているのです。
ドーパミンって聞いたことありますよね。これは快感や幸福感を得たり、意欲を出すホルモンなんですが先延ばしをしてほかの重要ではない行動をしたときにドーパミンが放出されているのです。
つまり先延ばしして「あーまた先延ばししちゃったなー」と罪悪感を抱くと同時に快感を得ているのです。
不思議ですよね。普通なら罪悪感を抱いたらなネガティブな感情を抱くはずです。
そう、ネガティブな感情は抱いているのです。罪悪感がそれです。「またやってしまった。」と罪悪感を抱きネガティブな感情になります。
ただ、ここで困ったシステムがあります。人間は罪悪感を抱いた時に行った行動に価値があると思うようにできているのです。
本来正しい働きは悪いことをしたら、それを取り戻すために反省したり、謝ったり、代替する行動で補おうとします。これは価値のあることですよね。人間はこのように罪悪感を感じた時の次の行動は価値があると学習しているのです。
しかし、今回のケースはそれが裏目に出てしまいます。
仕事があるのについついスマホを触ってSNSをチェックしていまいました。
このように先延ばしする行動を取ると「あーあ、またスマホなんてみてる。そんな時間ないのに」
と罪悪感を抱くとともにその時行っているスマホを触るという動作に快感を得ます。
そして人間はこの一連の流れを学習します。これで先延ばしをしてスマホを触ると快楽を得られると学びます。
仕事をやろうと思ってもいやな仕事と快楽が得られる先延ばしの天秤で揺れ動くのです。さて、どちらが勝つでしょう。自分は快楽に負ける自信が十分にあります(笑)
先延ばしは午後に多いです。朝起きて4時間は集中力が一番高い時間帯で人間のセルフコントロール能力も高く誘惑に打ち勝つ力が十分にあります。集中力をウィルパワーと呼びます。意志力という意味もあります。
この意志力があれば快楽の誘惑にも打ち勝つことができるかもしれません。
しかし、このウィルパワーを使うたびにどんどん減っていき、セルフコントロール能力は下がっていきます。起床から16時間経つと判断能力は酔っているときと同じレベルまで低下します。
明日も仕事なのについつい夜更かししてしまうのも夜に判断力が下がっているからです。
つまり家での仕事や宿題が手につかないでスマホやテレビを見てしまうのは、その行動自体に快楽を感じていてそれを制御するセルフコントロール能力が低下しているためだったんです。
だからこそ、やりたくないことは朝早いうちにやっておかないとだんだんと先延ばししてしまうのです。
また、判断するたびにウィルパワーは消費します。人間は起きてから寝るまでに70回の選択をしていると言われています。70回も選択肢判断しているうちにウィルパワーは消費されて枯渇してしまうのです。
そんな状況で先延ばしの快楽に打ち勝とうとするもは難しいでしょう。逆にウィルパワーが十分にある状態なら誘惑に打ち勝ち易くなるでしょう。
ウィルパワーは消耗品ですが補充もできます。
例えば運動はウィルパワーを回復されます。20分の軽い運動で大丈夫です。
また「グリーンエクササイズ」も有効です。「グリーンエクササイズ」は森や公園など緑のある場所で散歩するだけです。
ウィルパワーの回復のみで言えば5分のグリーンエクササイズで20分のエクササイズと同等の効果が得られます。小さい緑でもいいのでオフィスに観葉植物を置くだけでもウィルパワーの回復が見込めます。
先延ばしについてはさまざまな原因があるのでそれについてもおいおい述べていきたいと思います
今日はここまで。
ではではー。