フリーランスになりたがる理由
どうも西之園です。
今回は幸せについてです。
皆さんにとっての幸せってなんですか?
幸せって一言で言えることでもないですし、人の数だけ答えはあります。
自分の場合は猫と遊んでる瞬間や、ギターを弾いている時間が幸せです。
人が幸せだと感じる要素の一つに自分をコントロールできているかという視点があります。
ハーバード大学の研究でそれが実証されました。
老人ホームで暮らすご高齢の方を被験者とした実験です。
大学の学生に老人ホームで利用者さんたち話し相手になりに行ってもらいました。
そして次また来ることを約束したのですが、そこで2つのグループに分けました。
Aグループは次に来る訪問日と滞在時間を利用者さんが決めました。
Bグループは次に来る訪問日と滞在時間を学生が決めました。
結果、Bグループに比べAグループの方が健康的になり、服薬の量も減少しました。
これはコントロールすることができたからことにより幸福感が増加し、健康的になったと考えられます。
このコントロール感は日常でもよく感じられると思います。
例えば、スポーツで思い通りに体が動き上手くいったとき、計画が予想通りに進んだとき、他人を自分で指示して動かしているとき、ちょっとした幸福感、充実感を感じませんか?
逆に、同じ部屋に強制的に閉じ込められたり、計画とは全く違う方に進んだりしたときは窮屈な感じがしますよね。
人は自分自身、そして他人を思い通りにコントロールできることに重きを置いているのです。
現在フリーランスで働く人が多く、フリーランスになろうと努力している人も多いですが、それもこのコントロール感が関係しています。
自分のタイミングで自分のしたいことをする。まさに仕事のすべてをコントロールできるのです。
だからこそフリーランスに魅力を感じるのです。
さらに今の仕事がコントロールできているものが何もないと仕事に不満を感じるようになります。
仕事の達成感とも言えますね。自分の頑張りが結果として分かりやすく出るものならば、自分の努力により良い結果が出たとコントロール感を感じられます。
一方努力はしているものの、全く結果が見えてこないと自分で仕事をコントロールしている感覚が得られないのでやりがいを感じなくなるのです。
そして自分ですべてをコントロールできるフリーランスにあこがれるのです。
ちなみに、人はコントロールできない、つまり選択肢がなくなることを避けようとします。
これはセールストークによく利用されます。
「これが最後の一つなんです」
これは今のチャンスを逃すとこの商品を買う選択肢がなくなるということを暗に示しているのです。
人はコントロールできなくなる、つまり選べなくなることを避けようとするのでついつい買ってしまうのです。
「期間限定」「数量限定」
なんて言葉も同様にいつか買えなくなる、つまりいつか選択肢がなくなることを示しているのです。
みなさん気を付けてくださいね。
今日はここまで。
ではではー。