好感度が上がる話し方「こんにちは、○○さん。今日は何にしますか?」
どうも西之園です。
今回は言葉遣いについてです。
皆さんは人と会話する際、どんなことに気を付けていますか?
同じような意味でも捉える側にとってはイメージが大きく変わることがあります。
日本語は特にその顕著ですね。
例えば常連の店に訪れたときに
「いらっしゃいませ。何にいたしますか?」
と聞かれる場合と
「こんにちは、○○さん。今日は何にしますか?」
と聞かれた場合、どちらが印象がいいでしょうか?
おそらく下の方がよい印象を感じたと思います。
実はこの短い文章に様々なテクニックが隠されています。
「いらっしゃいませ。」では常連客でも新規客でも同じ対応です。
一方「こんにちは、○○さん」と言われると、ちょっと特別感が感じられます。
自分が常連客だと覚えてもらえていることは人にとってうれしいことです。
さらに名前まで覚えています。人は名前で呼ばれることが多いと好感度も上がることが分かっています。
人間は自分な名前を無意識に好感度を高く感じています。
平仮名50音に点数をつけてもらうと自分の名前を構成している平仮名(自分の場合は「に、し、の、そ、(の、)め、い」)に高く点数をつけたという研究結果があります。
また、自分の名前が含まれているものやブランド品を好む傾向もみられています。
そして、人は自分の名前を呼んでくれる人に対して
「この人は自分に好感をもっているのだ」と感じます。
そこに「好意の返報性」が働き相手からの好感度も上がるのです。
返報性とはお返しです。親切にされたらこちらもお返しをしないとと思い親切で返しますよね?
これが返報性です。好意でも同じです。好意を向けられると好意を返そうと思うのです。
返報性は語ると長いので省略しますが、いつか説明したいと思います。
「今日は何にしますか?」という言葉にも好感度を引き出すテクニックが隠れています。
「今日は何にしますか?」と聞かれるとこちらとしては
「いつも頼んでいるものは知っていますが、今日は別のものを頼みますか?」という意味を察するでしょう。
いつも頼んでいるものを覚えてもらっているということに好意を感じ、さらに気遣いも込めて好感度は上がります。
ちなみにこの言葉は言う側としては常連でも新規客でも「いつもの」注文を覚えていても、覚えていなくても使うことができる魔法の言葉です。
サービス業の方などは覚えておくとよいかもしれません。(笑)
というわけで同じ意味合いで言った言葉でも単語の選択によりイメージが大きく変わります。
一日に男性は7000語、女性は20000語話すとされています。その一部でも意識して選択してみてはいかがでしょうか?
今日はここまで。
ではではー。