いじめがなくならない理由
どうも西之園です。
今回はなぜいじめが起こるのか心理学的な面から説明します。
いじめはどこにでもあります。
学校、会社、サークルやママ友などのコミュニティー、ご近所付き合いもそうですね。昔から村八分なんて言葉もあります。
環境が違うのになぜいじめは起こるのでしょうか。
それを説明するのにまず、「スケープゴート」という心理学用語を説明しないといけません。
人間は集団の中で欲求不満、ストレスが溜まっていくとストレスで倒れないようにはけ口を探します。
そしてそのターゲットを一人に絞って攻撃します。
それによりほかの人は心の安寧を手に入れるのです。
これが「スケープゴート」です。
スケープとは生贄という意味です。
学校でのいじめを例に挙げると
学校でのストレスに耐えかねた集団がスケープゴートにされた子をいじめることによりストレスを解消しているのです。
これは集団対個人の構図になるため、ただの言い合いや喧嘩とは違います。
集団が一丸となってターゲットとなる人(スケープゴート)に攻撃するのです。
だからこそ、いじめていた子がいなくなると別のターゲットを探すわけです。
学校でのいじめの報道があるとよく「いじめているつもりじゃなかった。遊びのつもりだった」という証言があります。
これは学生時代独自の価値観によるものです。
中学、高校時代では「笑い」はとても重要度が高いものとされます。
箸が転がってもおかしい年ごろなんていいかたもしますね。
それぐらい「笑い」は重要なんです。
楽しい学生生活を送るために「笑い」は必要なものですが、時にいじめの隠れ蓑にもなるのです。
語弊を招くような言い方になりますがいじめる側は「笑いのためなら何をしてもいい」という大義名分を得ている気持ちになっている場合があります。
人をおちょくって笑いを取ることがありますね。
これは相手も了承のうえで言っているのならいいのですが、いじめは違います。
相手が嫌がろうと止めません。
「いじめているつもりじゃなかった」
という言葉の裏には
「これはいじめじゃなくて笑いを取るためにやっていた」
という気持ちがあるのです。
学校でのいじめに関して言えば、学生時代は多感な時で様々なストレスを背負っています。
それがゆえ「スケープゴート」を見つけ、ストレスを吐き出そうとします。
私たち大人たちはそこから救えることができます。
親御さんは勇気をもって話を聞いてあげてください。
それによりストレスが軽減すればいじめもなくなっていきます。
というわけで今日はここまで。
ではではー。