宿題をしなさいと言われるとやる気がなくなる理由
どうも西之園です。
学生時代
「なんで勉強なんかしなくちゃいけないんだろう?」
と思ったことありませんか?
頷いた方は少なくないと思います。自分もその口です。
将来何の役に立つかわからないことを毎日勉強させられて苦痛でした。
ただ、今になって思うともっと勉強しておけばと思ってます。
あの頃の自分に「なぜ勉強しないといけないか?」と聞かれたらこう言ってあげたい
「それは選択する自由を得るためだ」と
昔と比べ落ち着きましたが、今だ学歴社会なのが実情です。
つまり頭が良く、いい大学に入れば就職の選択肢が増えるわけです。
一概に一流企業がいいとは思いませんが、入りたいと思った会社で有利になります。小さな中小企業でも学歴の高い学生を優先的に取ろうとすることは容易に想像できます。
もっと前の時点で言えば、職種自体ある程度成績の良し悪しが影響します。
高校時代に入りなりたい職業を見つけても、今まで勉強をさぼってたばかりに今の学力ではその学科の大学に入れないということが起きるかもしれません。
そこから這い上がって合格した実際のことを基にしたドラマもありますが、ドラマになるということはそれだけレアなケースということです。
だからこそ子供のころの自分にもっと勉強しとけよ、っといいたいですね。
さて、今お子さんをもつ親御さんへ
この話をしてこう言うのはなんてすが、勉強を強要してはいけません。
なぜかご説明します
まず、やる気には心理学的に二つあります。
内的動機づけと外的動機づけです。
やる気が自分の内からでたものか、自分の外から来たものかの違いです。
勉強しなさいと言われてやるのは外的動機づけになります。
自分の興味があることに対して自発的に勉強していくのは内的動機づけになります。
そしてこの二つは勉強の成果に大きく影響します。
内的動機づけによる勉強の方が記憶が残りやすいという研究が出ています。
なんとなく想像できますよね。好きなことは詳細まで覚えています。逆に嫌いな科目は勉強しても中々覚えられないですよね。
つまり、勉強を強制するのではなく勉強に興味を持たせることに力を注ぐべきです。
動機付けでもう一つ
よく、勉強しなさいというと「今からやろうと思ったのにー。やる気に無くしたー」
なんてことありますよね。これ、心理学的に証明されているんです。
外的動機づけは内的動機づけを低下させることが分かっています。
例を挙げます。
A君は大好きなテレビ番組を見ていました。A君は(勉強しなきゃなー。これ見終わったらやろうかな)と思っていました。←内的動機づけ
そこに母親が「いつまで見ているの!勉強しなさい!」と叱りました。←外的動機づけ
A君は急にやる気がなくなり「やろうと思ったのに!」と内的動機づけが低下してしまいました。
勉強をしようと内的動機づけがあったとしても勉強しなさいと外的動機づけが強制された瞬間、内的動機づけは低下して「やらされている感」だけが残ります。
もともとはやる気はあったのにもかかわらず。
強制するのではなく勉強しないといけないと気付かせることが大事です。
といっても中々難しいですね。
上手く勉強しないとと自発的に思わせる方法はあります。
それについてはまたどこかで話そうと思います。
今回はここまで。
ではではー。