教育熱心な母親の心理学
どうも西之園です。
今回は子どもの教育についてです。
周りで教育に熱心な母親はいませんか?最近は一人っ子の家庭が多く期待を一身に受けるため、いろいろな学び事に通っている子が多いですよね。
しかし、熱心すぎるのはちょっと問題かもしれません。
教育に過剰な熱意を感じている母親は生活に不満を持っていることが多いです。
そしてその現状の不満を子どもへの教育へ代償行為としておこなっているのです。
代償行為とは現実に叶えられない欲求や不満が蓄積したとき、ほかの行動でその欲求、不満を解消することです。
例えば喫煙者が禁煙中に飴などをよく食べます。これはタバコの代わりに口の中に何かをくわえて安心したいという代償行為です。
話は戻って、今の生活に満足していない母親は代償行為により子どもへの教育に過干渉になる場合があります。
子どもの教育の場合、母親が承認される機会が少ないと子どもを習い事などに通わせ成績優秀だと代償行為により認められようとします。
芸能界へ強い憧れがある場合、アイドルや子役などの芸能活動を勧めようとします。
ただ、代償行為による教育は子どもにとって良くないとされています。
過干渉になるため、子どもは精神的に未熟で、自立ができず、ナルシスト的な性格になります。(ナルシストは仕事が成功しやすいという研究もありますが・・・)
また、子供と一緒に頑張る母親も多いですよね。
例えば子どもがスポーツを始めるとそのサポートに一生懸命になる場合です。
この場合、母親は子供と同一視していることがあります。
子どもと自分自身を重ねて人生を再体験している状態です。
この時母親の心の中では、自分が達成できなかった経験や夢を子どもが体験すれば、自分が叶えられなかったという劣等感から解放されると思っているのです。
現に、学歴にコンプレックスがある人ほど塾や英会話などに熱心であり
子供のファッションに熱心な母親は子どものころや若いころ経済的な理由などでファッションを楽しめなかった傾向があります。
教育熱心なことを良いことです。子どもの将来のことを考えてのことですから。
ただ、本当にその選択が子どものためなのか。自分本位になっていないか振り返ってみる必要はあると思います。
よく「いい子だね」と褒めることがありますが、これは「なにが」いい子なのでしょうか?
「人にやさしい」いい子?「自信を持っている」いい子?それとも「親にとって都合の」いい子なのでしょうか?
改めて自分と子どもの関係を見直すことも良いかもしれませんね。
というわけで今日はここまで。
ではではー。