遊園地に行きたい恋人を動物園に行きたくさせる説得術
どうも西之園です。
今回は説得の成功を高めるコツについてです。
説得のコツとして抽象的な合意をさせてから本題に移ることが大事です。
例を上げます。恋人とデートの行き先で意見が分かれました。自分は動物園に行きたい。相手は遊園地に行きたい。
そんな時にまず抽象的な点で合意をさせます。
「ゆっくりできるところがいいよね」「せっかくの休日だから疲れが癒されるところに行きたいよね」
などなど。この意見には相手も合意してくれるでしょう。そこから具体的な内容へ持っていきます
「動物園だとゆっくり見て回れるよね」「かわいい動物見て癒されるね」
と繋げます。人は律儀なことに一度発言したことに一貫性を持たせようとします。一度抽象的な合意をするとその内容を否定しにくくなります。
そして最後に「じゃあ、今度の休みは動物園に行こうか」と提案しましょう。
この一連の流れは「YES SET」も含まれています。
「YES SET」は有名ですね。人は「YES」と言い続けると次の問いかけも「YES」と答えたくなります。
ただ、「YES SET」単独では効果としてはそれほど大きくありません。実際使ってみたけど断られたなんて方も見えると思います。
「YES SET」は単体ではなく他のテクニックと合わせて使うのが良いです。「フット・イン・ザ・ドア」などとも合わせて使えます。
これも有名ですが「誤前提暗示」を使うのもありです。
「誤前提暗示」とはあたかも前提が決まっているかのように選択肢を提示します。
例えば「○○動物園に行く?それとも××動物園に行く?」と動物園に行くことを前提として質問をします。動物園に行かないという選択肢をなくしているのです。
ただ、これは相手に「えー、遊園地に行きたいよ」と別の選択肢を与えられたらおしまいです。なので上に書いた通り抽象的な合意を先に取り付けましょう。
ちなみに二つ選択肢を設ける場合、後者にしたものの方が強調され印象に残ります。これを「親近化効果」といいます。これも使いやすいので覚えておくといいでしょう。
言い方も重要です。選んでほしい選択肢を言う際は少しゆっくりとそして声を低めにして言ってください。その方が印象に残ります。
「単純接触効果」も上手く使えば説得力を増すことができます。
発見した心理学の名前から「ザイアンス効果」とも呼ばれますね。
人は接触回数が多いものに好意を抱きやすくなります。
恋愛でよくこの話は出てきますね。沢山接触回数を増やすと好意を持たれやすくなるのですが、接触といっても直接会う必要はなく恋愛の場合だとメールやラインなどのコミュニケーションでも十分に効果が得られます。
また視覚情報でも同様に効果が得られます。小さいころよく見かける近所のお兄さん、お姉さんに恋心を抱きませんでしたか?そう、これなんです。
さて、これを説得に生かしましょう。
事前準備が必要ですが、前々から動物関係のテレビを一緒に見るようにする。雑誌の動物園の記事を自然とテーブルにおいて目に付くようにする。などなど、動物や動物園に関するものに多く触れさせておきます。
動物園の接触回数を増やして好意を挙げておきましょう。そうしておけば説得に応じやすくなります。
さて、これで晴れて動物園デートが成立するわけです。
「単純接触効果」で気を付けないといけない点が一つ。これは元々嫌いなものには逆効果なんです。
もし相手が動物園が嫌いだった場合、動物園の記事やテレビ番組を見るたびに嫌いになっていきます。注意してください。
といっても、恋人が嫌いなところにデートで行かないと思いますが(笑)
誰か説得したいときにはぜひ参考にしてみてください。
今日はここまで。
ではではー。