嫌なことを忘れようとしてはダメな理由
どうも西之園です。
今回は嫌なことがあったときの対処法です。
私事ですが、今日めちゃくちゃ叱られました(笑)
いやー久しぶりに怒られました。
叱られるといやな気分になりますよね。
そして忘れてしまおうと思いますよね。
でも、ちょっと待ってください!
実は嫌なことを無理やり忘れようしてはいけません!
これは古い研究になるんですが、1987年、ダニエル・ウェグナーさんが行った実験です。
被験者を3つのグループに分けそれぞれシロクマの映像を50分間見てもらいました。
その後グループAには「シロクマのことを覚えていてください」
グループBには「シロクマのことは考えても考えなくてもいいです」
グループCには「シロクマのことを考えてはダメです」
と指示しました。
その1年後、それぞれのグループにシロクマのことをどれだけ覚えているか聞くとグループCが一番覚えていました。
考えてはいけないと言われたグループが一番覚えているなんて皮肉ですよね。
この現象のことを「ironic process theory(アイロニック・プロセス・セオリー)」といいます。
日本語に訳すと「皮肉な考え方の理論」となります。まさに皮肉です。
つまり嫌なことがあったとき無理矢理忘れようとするとかえって頭から離れなくなります。
反芻思考といい、同じ考えが頭の中をぐるぐる反復して考えてしまいます。
ではどうすればいいのか?
ダニエルさんはその対処法についても述べています。
①他のことに集中する
②ストレスを減らす
③いったん思考を棚上げする
④敢えてネガティブな思考に意識を向ける
⑤ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)
⑥瞑想する
⑦注意力を養う訓練をする
⑧ネガティブな感情を書きだす
としています。
ACTとは認知行動療法の一つで心理療法です。
②のストレスを減らすってそのまんまじゃん!というツッコミはなしで!(笑)
個人的にお勧めなのが⑥の瞑想です。
瞑想はストレス軽減効果もありますし、マインドフルネスになるので①と③もクリアします。
最近の研究でたった2分間の瞑想でも効果があることがわかりました。
嫌なことがあったら無理に忘れようとせず一人になれる場所で2分間瞑想しましょう。それだけでいいんです。
自分も瞑想して気分すっきりしました!
というわけで今日はここまで。
ではではー。